広東語と中国語
ご承知の通り、この頃は諸外国のお客様が増えております。インバウンド関連ですな。
大変ありがたいことでとても感謝しております。
さて、当館においての海外からのお客様はアジア圏からがとても多いです。
特に多いのが香港や韓国のお客様です。
今日はその香港からのお客様についてのお話を一つ。
その香港は以前イギリスの植民地でしたが今現在は中国へ返還されています。
しかし「中華人民共和国香港特別行政区」として中国の中でも一国二制度といって全然別の国として扱われています。通貨も違うらしいです。
私含めてこの業界の方なら知っておくべきことだと思いますが、香港の方や台湾の方々にむやみやたらと「中国と同じ」という扱いは気を付けた方がいいです。
お客様によっては気分を害する方もいらっしゃるようですよ。
先方同士の難しい事情がありまして、こういうことには首を突っ込まない方が賢明ですが、せめてこういう事情があるということくらいは知っておくべきでしょう。
で、その香港の方々なのですが、話す言語も中国語とは違っていて「広東語」という言語が主言語です。
その広東語、元々は中国語の方言の一つらしいです。しかしながら中国語を話す人とでは全く通じない位の別言語です。
你好!
ご存じ「ニーハオ!」。この中国語くらい誰でも知っていますよね?
しかしながら、広東語では全く違います。
你好!
広東語では「ネイホウ!」と読みます。
更に、「1,2,3,4,5」。
これは中国語では「イー、アール、サン、スウ、ウー」ですよね。
これも誰だって知ってますよね?
しかし広東語では「ヤッ、イー、サン、セイ、グゥ」となります。
中国語の「1・イー」は広東語では「2・イー」の様です。なんじゃこれ?
これは難しい!やっぱり別物ですよね。
(;´∀`)y━・~~
私が見たところ、香港のお客様に広東語で話しかけると大変喜ばれます。
お客様とのコミュニケーションがうまくいき、先方にニコッと笑顔がほころべば正にWin-Win。どちらも嬉しいものです。まぁこれは香港の方に限りませんけどね。
それに香港のお客様は旅行に対してとてもタフな方々です。
当館のある湯平温泉は山間の地理的にちょっとわかりにくい場所にありますが、彼らはレンタカーを自ら借りてきて平気に来られます。
聞くところによりますと香港の車事情は日本と同じく左車線の右ハンドルらしくて運転に関しては問題ないらしいです。
とは言え、日本は香港の方にとって外国であるには変わりありませんのに自らハンドルを取るなどホント大したものです。全く頭が下がります。
さて、本日も当館では香港のお客様をお迎えします。
歡迎光臨(ふん・いん・ぐぉん・らむ)でございます。
広東語で「ようこそ」という意味です。